LRTの導入目的は当初【清原工業団地】【芳賀工業団地】へ通勤する労働者で大渋滞が起きるからということでした。
緩和策としての目的だったと思います。
それならバスの本数を増やせばいいのに……。
そもそもこの事業の総予算は「国」と「地方」をあわせて1000億円ぐらいかかります。
新たに鬼怒川に「橋」も建設しますよ。
LRTは「路面電車」です。
【車社会】のこの栃木県において、利用者はごくごく少数だと思います。
栃木県に住んでいる人の大半がLRTの「駅」に行くために、【車】を利用すると思います。
「駅」の周辺に【車】を置く「駐車場」は確保できるのでしょうか?
できないでしょうね!
そもそも「駅」まで【車】で行くんだったら、そのまま目的地まで【車】で行った方が早いです。
わざわざLRTを利用とする動機が希薄です。
またLRTは道路に通します。
「JR宇都宮駅」の西側・東側の大通りは3車線から1車線へとなります。
これでは大渋滞が起きて交通麻痺を起こしてしまいます。
「渋滞緩和策」が「大渋滞」を巻き起こすといった「おかしな」ことになってしまいますね。
【救急車】はどこを走るのか?
【消防車】はどこを走るのか?
【パトカー】はどこを走るのか?
僕の推測では大きな政治的な「ちから」が働いていると思います。
結局のところどういった人が利用するのかというと、そのほとんどが「学生」だと思います。
【作新学院高校】~【作新学院大学】まで「JR宇都宮駅」を通過する形でつながるのです。
「JR宇都宮線」を利用して【作新学院高校】・【作新学院大学】に通う学生に便利になるのです。
この交通の便を利用する形で、「入学希望者」の範囲を広げるといったことが、僕の想像でつながるのです。
確固たる証拠などどこにもありませんが、某政党の某政治家の意向が強く出ているように推察できます。
栃木県民に【利益】をもたらす事業であるならば「文句」は言いません。
建設事業費の1000億円が回収できるなら「文句」は言いません。
ただ利益がでず、赤字を計上するようであったならば、この「LRT事業」は失敗と言わざるおえません。
そしてその赤字の補填は、我々が収めている【税金】からでるということをしっかり理解して欲しいと思います。
1000億円かけて作ったものが、何十年と赤字を出し続け、「社会保障費」や「福祉事業」に「お金」がまわせないといったことは避けねばなりません。
財政を逼迫(ひっぱく)させる原因を自ら作り出す「公共事業」が、市民の理解を得ることは決してありません。
一部の人間の利益ではなく、【公共の利益】を考えて欲しいと思います。