スポ根時代の恐ろしさ~、それから【理論】へ


僕らの世代は【暗黒のスポ根時代】にありました。

なんといっても【梶原一騎】の劇画の影響が強過ぎました。

 

【明日のジョー】【巨人の星】【タイガーマスク】【空手バカ一代】etc。

 

このマンガに登場する主人公達は、みんな「命」をかけていましたから。

「矢吹丈」なんて死んじゃいましたからね。

ライバルの「力石徹」も死んじゃって、「矢吹丈」も世界タイトルマッチでパンチドランカーになりながら「ホセ・メンドーサ」と戦っちゃった。

最後には「灰」になっちゃいましたからね。

矢吹丈

「星飛雄馬」なんて小学生の時から、「大リーガー養成ギブス」付けて野球の練習していました。

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「伊達直人」は凶悪なレスラー達に追い込まれても、「孤児院」の子ども達のタメに勝利しファイトマネーを「寄付」していました。

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「大山倍達先生」に関しては、山に籠って修行をし、世界中を股にかけて命懸けの死闘を繰り広げちゃいましたから。

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【梶原一騎】の生み出す主人公は、眩しいほどにカッコ良かったんですよ。

しびれるぐらい~。

そしてどことなく、物語には哀愁があって、寂しさもただよっていて、ただカッコいいだけじゃなかったな~。

一途に頑張る姿に憧れました。

少女マンガでは【アタックナンバーワン】【エースをねらえ】が人気でしたね。

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僕も見ていました。

 

世の中にこれだけの「スポ根マンガ」が席巻しちゃうと、もう学校の部活などは凄かったですよ。

 

【気合】と【根性】さえあれば、勝てるという発想ですから。

 

軍隊の方がもっと理論的ですよ。

小学生の時は、練習が休みの日なんてなかったかな~。

天気によってですね。

夏休みが地獄でした。

僕はサッカー部にいたのですが午前中3時間練習して、お昼に「水泳の練習」。

そして午後は地域の「野球大会」の練習と……。

地獄でしたね。

どこの学校も一緒だったと思います。

小学生で「命削って」練習していましたから。

試合とかは命がけですよ……。

とにかくキツかった~。

腐るほど走らされました。

そんな辛さを味わった僕でさえも【極真空手】の魅力は絶大でした。

二十歳を過ぎてから、いてもたってもいられなくて【道場の門】を叩いてしまったのです。

【極真会館 増田道場】

 

師匠の【増田章先生】は極真三強と言われ、「全日本大会優勝」・「世界大会準優勝」の猛者だったのです。

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左・増田章先生  右・松井章圭館長

覚悟して行きました…。

フルコンタクトですからね。

骨折しますよ。

ローキックなんて痛いに決まってるんですから。

腹を殴られたり、蹴られたりしたら内臓破裂しちゃうんですよ。

頭を蹴られたら、一瞬で気持ちよくなっちゃうんですから。

それを理解した上で入門しました。

しかし驚いたことに、練習の間にきちんと「休憩」があるのです。

そして「水分補給」をすすめられました。

 

体調が悪くなったら、「見学して下さい」と言われ、「無理しないで自分のペースでやって下さい」と言われました。

僕はただただ驚きでした。

あの「極真空手」が……。

【気合】と【根性】の【象徴】が……。

組手の時も「強く」攻撃すると怒られます。

きちんと「グローブ」と「スネのサポーター」を付けます。

【安全第一】です。

【空手バカ一代】の中の大山倍達先生は、マシンガン持ったマフィアと戦っていたのに……。

 

喧嘩10段【芦原英幸】は、暴力団の事務所に連れ込まれてヌンチャク使って組員全員叩きのめしたり、真剣を持った剣道の高段者と真剣勝負していたのに……。

稽古中に【増田章先生】は、冗談言って生徒達の笑いをとっているのです。

そして稽古はとても【理論的】【科学的】で、「技の分析」が凄く、とにかく「身体の運用」や「軸」「バランス」、「呼吸法」といった基本の部分がしっかりしているのです。

ただなんとなしに【稽古】していると注意されました。

今練習している項目の「どこ」を「なに」を意識して行わなくてはいけないのかが重要でした。

練習のポイントを理解してやらないと、時間をかけても上達できないのです。

【増田章先生】は「技の分解」、「身体の運用」を時間をかけて説明してくれました。

 

学生の時にやっていた部活は、ただ「身体能力」と「運」だけで指導されていたので大変驚きました。

ただ「辛い稽古」をすればいいんじゃないということを学びました。

そして稽古は【段階】というものがあって、レベルにあった稽古をしないとダメだと教わりました。

そのため未熟な者は「組手稽古」をさせてもらえませんでした。

「ケガ」をしてしまう「危険性」があるからですね。

僕は思いました。

 

「一流の人の指導は違う」と。

とことんまでやりこんだ人の指導は違う」と。

中途半端にやって来た人の「指導」はこういきません。

 

【増田章先生】自体が【百人組手】を完遂するほどの生きる伝説なわけですから、何よりも【安全第一】なのです。

【増田章先生】は【百人組手】で「腎臓」を壊してしまい「人工透析」の一歩手前までいきました。

「世界大会」も控えていたので、点滴を打ちながらサンドバックを叩いていたとききます。

だからこそ道場生の【ケガ】には細心の注意を払っていました。

ボロボロになるまでやりこんだ人だから、人の「痛み」「苦しみ」をしっかり理解しているのです。

それが稽古に出ていました。

【スポ根の象徴】であり、【気合と根性の象徴】である、【極真空手】はいち早く次のステップに進んでいたのです。

選手として活躍していた先輩方はみんな強かったです。

「格闘技」や「スポーツ」の「理論性」を、その【大切さ】を、僕は【極真会館 増田道場】で学びました。

押忍

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